ようこそ!「もしもし雑学通信社」へ

「人生・生き方」「教育・子育て」「健康・スポーツ」などについて考え、雑学的な知識を参考にしながらエッセイ風に綴るblogです。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「手の散歩」を見直す!~外山滋比古著『「いつ死んでもいい」老い方』を読んで~

先日、市立中央図書館から借りた本は二冊ある。一冊は、前回の記事で紹介した『健康の味』(南伸坊著)。もう一冊は、今回取り上げる『「いつ死んでもいい」老い方』(外山滋比古著)である。外山氏は英文学専攻の文学博士であり、名の知れた評論家・エッセ…

健康の味を味わえる健康法?~南伸坊著『健康の味』を読んで~

前回、当ブログ記事の「カテゴリーのバランス」や「文体や論調のあり方」について反省的な文章を綴った。そのこともあって、先日、久し振りに市立の中央図書館に立ち寄り、「健康・スポーツ」のカテゴリーに入りそうで、しかも「肩に力の入っていない柔らか…

PV数がやっと5,000回を突破!これからの当ブログ運営の基本方針について考える

昨年の12月2日に当ブログを開設してから約10か月経ち、投稿数が前回の記事を入れると123、そしてPV数がやっと5,000回を突破した。長ったらしいテーマ名の割には内容が分かりにくい文章を綴った拙い記事を、今まで閲覧してくださった読者の皆…

「世間」との関係における「妬み」の構造について考える~佐藤直樹著『暴走する「世間」で生きのびるためのお作法』を参考にして~

今回の内閣改造の目玉の一つは、小泉進次郎衆議院議員の環境大臣への登用である。このことについてのNHKのニュースの中で、「小泉議員の環境大臣への登用に関しては、自民党内からも妬みや批判の声が出ています。」というような解説がなされていた。私は…

「教養」の始まりは「いかに生きるか」であった!~~阿部謹也著『「教養」とは何か』から学ぶ~

ここ最近の記事において、私は「教養」という言葉にこだわってきた。そして、前回は「教養」という言葉が日本でいつからどのような意味で使われ始めたかについて、『これが「教養」だ』(清水真木著)から学んだことをまとめてみた。その際、私の頭の中では…

「教養」という言葉は日本でいつからどのような意味で使われ始めたのか?~清水真木著『これが「教養」だ』から学ぶ②~

猛烈な台風15号が関東地方を直撃している様子をテレビで観ながら、今、この記事を書いている。9月から月曜日の勤務が遅出になったので、午前中に私的な時間が取れるようになったからである。でも、前回の記事でお約束したこと、つまり「公共圏と私生活圏を…

「教養」の本当の意味や定義って何?~清水真木著『これが「教養」だ』から学ぶ①~

前回の記事で「語彙=教養」ととらえる立場から、語彙力を高めるインプットとアウトプットの技法について箇条書きでまとめた。その際、私は「教養」という言葉の意味を、「個人の人格や学習に結び付いた知識や行いのこと」と一般的・辞書的にとらえていた。と…

語彙力を高めるインプットとアウトプットの技法について~斎藤孝著『語彙力こそ教養である』から学ぶ~

先日、今の職場の仲間と雑談をしている時、珍しく哲学に関する話題になった。その中で現象学の方法について私が講釈している際、現象学の始祖である「フッサール」の名前がなかなか出てこずに口ごもってしまった。普段からフッサール現象学について少しは勉…