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「parkrun」(パークラン)という運動イベントのこと、知っていますか?

 4月6日(土)の午前中、東京の二子玉川で日本初の「parkrun」(パークラン)が開催されるらしい。また、それ以降に開催する予定で準備が進んでいる地域が、神奈川・湘南、千葉・柏の葉、大阪・深北緑地、そして私の住んでいる愛媛・松山の4か所となっている。では、「parkrun」とはどのような運動イベントのことなのだろうか。

 

 そこで今回は、この「parkrun」について少し解説してみたい。

 

  「parkrun」は、そもそも2004年に英国でPaulという男性が親しい友人と公園に集まり、5㎞のランニングを土曜日の朝に習慣的に行ったことから始まったそうである。それが今では世界各国に広がり、毎週土曜日の定時に行われる参加費無料の5㎞のウォーキング、ジョギング、ランニングなどを行う運動イベントとして認知されてきたのである。「parkrun」は、大人から子どもまで、誰でも気軽に参加することができる運動イベントであり、習慣的に集い楽しみながら運動する場となることで、人々の健康増進に寄与する取組になっている。現在、世界20か国、毎週1,700か所以上で開催されており、ウォーキング、ジョギング、ランニングなどを行う人々、そしてそれを支える運営ボランティアとして毎週30万人以上の人々が参加している。また、2004年に発祥して以来、全ての地域で熱心なボランティアたちによって運営され、現在までに合計350万人の会員が4,500万回の「parkrun」に参加したそうである。

 

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 ところで、本年の3月6日、住友生命保険相互会社は英国の非営利団体parkrun Globalとパートナーシップ契約を結び、この「parkrun」を日本国内で展開することにした。それに合わせて、parkrun Globalは一般社団法人parkrun Japanを設立し、parkrun Japanが日本国内の「parkrun」運営を行うことになった。そして、今のところ最初に取り組む地域が上述した5か所なのである。

 

 さて、我が郷土である愛媛・松山での開催に向けての準備状況はどうなっているであろうか。現在の時点で私が知り得ている情報をまとめると、次のようになる。

 

○ コンセプトは、「健康増進」と「コミュニティの醸成」。

○ 主催は、一般社団法人parkrun Japan。

○ 第1回の開催期日は、5月の大型連休後の最初の土曜日。(以後、毎週土曜日)

○ 開催時刻は、午前8時スタートに間に合うように集 合。時間になったら、号令に合わせてスタートし、ゴー ル後は自由解散。

○ 開催場所は、城山公園堀之内地区(園内に定めた5㎞のコースで実施)。

○ 参加者資格は、あくまで個人の意思で事前にparkrun  Japanに「パークランナー」として登録した者で、誰で自由に参加可能。

○ 運営については、「パークランナー」として登録した者のうち、自分が責任者となって開催したいと希望する人が、開催コースなどを設定してparkrun Japanに申請し、認められれば「イベントディレクター」(1名or最大2名)として運営。

○ 「イベントディレクター」は、登録した「パークランナー」の中から「ランディレクター」及び「ボランティアスタッフ」(両者は兼任可)を最低20名確保。

○ 大会当日のスタッフは最低5名必要であり、週ごとに交代で対応することも可能。「ランディレクター」の出席は必須。

 

 果たして愛媛・松山での開催が上手くスタートするかどうかは、まだ見極めにくいところがある。ただ、私も「ランディレクター」の役割を担うつもりである。松山市及びその周辺市町の方々は、この「parkrun」という運動イベントに気楽に参加し、一緒に盛り上げていきませんか。まずは、parkrun Japanの公式サイトから「パークランナー」として登録しましょう。