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これからも自宅で自分たち好みの美味しいコーヒーを飲むぞ!~地元新聞紙の記事「自宅で特別なコーヒー」を参考にして~

 もう1か月以上も前だったか、地元新聞紙上に「自宅で特別なコーヒー」という記事が掲載された。それを読んでみて、最近のコーヒー事情が少し分かった。全日本コーヒー協会によると、2016年の国内消費量は前年比2.3%増の47万2535トン(生豆換算)で、4年連続過去最高を更新。レギュラーコーヒーの消費量は2011年頃から年々伸びているという。また、こだわりの豆を扱う店も増えてきているらしい。「カメヤマ珈琲」(東京都荒川区)では、焙煎したての豆を販売しており、通信販売でも注文ごとに焙煎してその日のうちに発送して焼きたての香りを届けている。大手のUCC上島珈琲(神戸市)では、今から12年前の2007年からすっきりした甘みと酸味が特徴の希少な高級豆「ブルボンポワントゥ」を販売しており、150g入りが1万2960円もするが、コーヒー愛好家の人気を集めているらしい。

 

 私たち夫婦も最近、コーヒー豆に少しこだわっている。「ブルボンポワントゥ」のような高級豆ではなく、もっと安価な豆を自宅で挽いて自分たち好みの美味しいコーヒーが飲みたいからである。そのため、まず自分たち好みの味や香りを調べるようと、近くのデパ地下にあるコーヒー豆販売所で数種類のタイプの豆を50gずつ購入して、飲み比べた。数回前に投稿した記事では、4つのタイプ(インドネシア産A・エチオピアモカ産・ブラジル産・インド産)の豆を挽いて試飲した感想を綴った。その後、さらに他の4つのタイプ(グゥアテマラ産・インドネシア産B・ブレンドA・ブレンドB)の豆を挽いて試飲してみた。その感想を簡単に紹介しよう。

 

 まず、グゥアテマラ産の「ヌエバグラナダ」。結構苦みが強く、木の実の香りも効いていた。次は、インドネシア産Bの「グヌンブラウ」。「ヌエバグラナダ」と同様に苦味が強くて、木の実の香りがより香ばしかった。3番目は、ブレンドAの「甘い時間」。コーヒーの甘味が効いた味わいで、フルーティーな香りが強く漂っていた。最後に、ブレンドBの「星と海」。強い苦みと木の実の香りが印象に残った。今回の4つのタイプの豆は、前回に分かった私たちの好みの味や香りを中心に選んだので、ブレンドA以外は苦みと木の実の香りが強いものだった。しかし、結果としてはこの3つのタイプは苦みがやや強すぎて、日常的に楽しむにはやや難があった。したがって、前回の4つのタイプと今回の4つのタイプを合わせた8つのタイプの中で、私たち夫婦がもっとも自分たち好みの味と香りだと判断したのは、味は酸味が弱く甘味と苦みのバランスが取れた、木の実の香りが芳ばしいブラジル産の「ミナミハラ農園」というコーヒー豆ということになった。

 

 現在、私たち夫婦はブラジル産の「プリマヴェーラ」というコーヒー豆を挽いたコーヒーを飲んでいる。この豆は、「ミナミハラ農園」以外のブラジル産のコーヒーも試飲してみようと、先日、市内南東部にある某コーヒー豆販売店で購入したコーヒー豆である。酸味も苦みも特に強くなくバランスがほどよく取れた味ではあるが、やはり「ミナミハラ農園」には敵わない。豆を挽いて淹れるのは、今のところもっぱら妻がやってくれているが、私もときにはコーヒーを淹れる。しかし、私がやると何だか少しコーヒーの味が違うような気がする。淹れ方についてもう少し妻と共通理解を図る必要があるのではないかと思う。最初に紹介した地元新聞紙の記事でも、次のようなことが書いてあった。

 

 「ペーパードリップでより美味しい1杯(160cc)を淹れるには、最初に20ccを注いで蒸らし、その後3回に分けて80、40、20ccを注いで抽出する。雑味が出ないよう、1円玉ほどの小さな「の」の字を描くように湯を注ぎ、湯量が3分の1まで減ったら、元の高さまで足す。湯温は95度前後がお薦めだが、温度が低いほど酸味を感じ、高いと苦みを濃く出せる。抽出に時間をかけると、さらに苦みや渋みが増すため、苦手な人は短縮しよう。」

 

 また、最近の地元新聞紙の記事「教えて!達人くらしUP術―コーヒーの入れ方―」によると、2016年に開催されたワールド・ブルワーズ・カップ世界大会でアジア人初の世界チャンピョンに輝いた粕谷哲氏が提唱する新しいコーヒー抽出理論があるという。それは、「誰でも簡単に美味しく」をコンセプトにしたコーヒーの淹れ方で「4:6メソッド」というもの。簡単にその淹れ方を説明すると、例えば粉が20gならば、お湯の量を300mlというように15倍が目安。お湯は1~2回目に全体の40%の量を注ぐ。1回目に注ぐ量を少なくすれば甘さ、多くすれば酸味が出てくるので、自分好みの味を出せるようになる。残りの60%のお湯は、濃度を調整する役割がある。注ぐ回数を増やすと濃くなり、3回に分けるとバランスがよくなるというような淹れ方である。

 

    いろいろと工夫したコーヒーの淹れ方があるものである。以前に紹介した『自宅で淹れる珈琲ガイドBOOK―自宅のコーヒーが美味しくなる「淹れ方」と「道具」のすべて―』(普遊舎刊)という雑誌の中にも、この外にも工夫した淹れ方のコツに関する内容があるので、もう一度読み直して、いろいろな淹れ方を試してみた上で我が家のコーヒーの淹れ方を決め、夫婦で共通理解を図っていきたいと思う。そして、何かの決意表明みたいだが、「これからも自宅で自分たち好みの美味しいコーヒーを飲むぞ!」…なんてネ。