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「人生・生き方」「教育・子育て」「健康・スポーツ」などについて考え、雑学的な知識を参考にしながらエッセイ風に綴るblogです。

二人の孫の成長を実感したクリスマス会~孫たちの現況報告を兼ねて~

 世間でいう「クリスマス」は今日だが、我が家の「クリスマス会」は先週の土曜日にもう済ませた。久し振りに長女と二女がそれぞれの長男(私たち夫婦にとっては孫たち)を伴って来訪してくれたので、家族そろって妻の誕生日(12月29日)の前祝いを兼ねて行ったのである。妻が丹精を込めて作った料理と、クリスマスとバースデイを祝うケーキなどが並んだ我が家の食卓は、普段とは違って華やかな雰囲気に満ちていて、二人の孫たちも会の始まりを今か今かと待ち望んでいる様子だった。特にHは、妻が味付けたローストチキンにかぶりつきたくて我慢ができないようで、何度も食べる素振りを見せていた。それに対してMは、食卓に並んだ料理を不思議なものを見るように見ていたのが印象的であった。

 「きよしこの夜」や「ジングルベル」などの曲をBGMとして小さな音で流しながら、「ハッピーバースディ、トゥーユー」を皆で歌った後、ばあばと孫たちでケーキのロウソクの灯を吹き消して、会は始まった。待ちかねていたHは、早速ローストチキンにかぶりついていた。ばあばに食べさせてもらったMは、始めこそ慎重に食べていたが、鶏肉の美味しさが分かってからは、自分で鶏の足を掴もうとする仕種をするぐらい食べる意欲を示した。やはり幼児にとっても鶏肉の味は格別なんだなあと感心しながら、私も負けじと大きな口でかぶりついた。

 

 二人の孫たちはポテトサラダや手巻きずし、フルーツなども美味しそうに食べて、ほとんどを平らげてしまった。世間では子どもの食の細さを心配する親が少なからずいると聞くが、有難いことに二人とも生まれた時から食欲が旺盛だ。食に関する心配は、早食いぐらいである。これは私たちの遺伝子を引き継いでいるのかもしれない。早食いして喉に詰まらせないように、しっかり咀嚼してから食べさせることを娘たちに改めて諭すことで、つい自責の念を晴らそうとしてしまっている私たちであった。でも、自分たちの血が繋がっている孫たちがいることは、本当に嬉しく幸せな気持ちを抱くものである。私たちじじばばは、孫たちの食べる姿に目を細めてしまっていた。

 

 それにしても、子どもの成長は早いものである。Hはもう5歳10か月になり、来年度はいよいよ小学校1年生になる。3歳頃までは有意味言語を発するのが遅く、発達の遅れを心配していたが、私たちが工夫した環境の設定や様々な関わり方等をしてきたことが功を奏してか、4歳頃からは身体的にも精神的にも著しく成長・発達していき、今では同年齢の子たち以上の能力を発揮している。

 

 先日も早めのクリスマスプレゼントとして自転車を買ってやり、その日から自分で乗る練習をさせた。サドルの高さを両足のかかとが地面に着くぐらいにし、ブレーキの握り方をしっかりと教えて安心感を与えた上で、私が後ろの荷台の所を持ってやった。また、「ペダルの最初の踏み込みを力強くすることと、頭を上げて前をしっかりと向くこと」の2つのアドバイスを何度も声掛けしてやった。すると、2日間にわたってではあるが、合わせて1時間半ほどで自分で乗れるようになった。スゴイ!私は内心で「これは3歳半頃からストライダーで遊ばせてやった成果が出たな。」と満足げに呟いていた。

 

 また、Hは4歳頃からポケモンにハマっているので、最近「ポケモンかるた」を買ってやった。すると、我が家に遊びに来た時にたまにしようと言うので一緒にすると、自分から「読み札を読みたい。」と言い出した。カタカナや結構難しい言い回しの言葉が入っている長い文章だが、詰まり詰まりになりながらも読むことができるようになっている。先日は「目にも止まらぬ速さ」という言葉が特に気に入ったらしく、何度も絵札を素早く取る動作に合わせながら発していた。「言葉の学習というのは、こうやって遊びながら、自然に新しい言葉を覚え、使えるようになるのがいいなあ。」と、つい私はほくそ笑んでしまった。小学生になるHの今後の発達や成長も自然なサポートをしていきたいと考えている。

 

 1歳10か月になったMは、満1歳頃には歩き始め、1歳半頃にはしゃべり始めたので、心身の発達は順調だと思う。Mたちは車で約1時間半の距離の所に住んでいるので、気が向いた時にすぐ会うことはできない。その分、二女がフォトサービスを提供する「みてね」というアプリで、Mの日々の成長する画像や動画をよく発信してくれているので、それを見ながらMの様子を即時的に知ることができている。だから、たまに我が家へ来た時も、その成長ぶりに驚嘆することはないが、そうは言っても実際に目の当たりにするとやはり実感的な嬉しさが沸いてくる。

 

 久し振りに会ったMは、車のチャイルドシートから私たちを見て「じいじ。ばあば。」とはっきりと呼んでくれた。また、一緒にミニカーや機関車トーマスのおもちゃなどで遊ぶだけでなく、時にアンパンマンの絵本を読んでくれとせがんでくる。私が絵本を読むと、その後を追うように「アンパンマンバイキンマンドキンちゃん、チーズ」などの単語をはっきりと復唱する。また、我が家の近くの周りの道路をMを抱っこして散歩している時にも、私が「バス、トラック、タクシー、バイク」などと指さして声に出すと、やはり復唱する。さらに、初めて知る難しい言葉でも、何となくその発音に似たような言葉を発する。その言葉に対する感受力には、驚くばかりである。

 

 Mは乳児の時から、両足をバタバタ動かすことが多く、私が両足の裏を押すようにすると、その反発力は赤ちゃんとは思えないほど強かった。だからか、歩き始めから力強い感じがした。我が家へ来てからも、ダイニングキッチンから玄関、そして洗面所へと続く回廊のようになっている廊下を走り回り、Hと追いかけっこを楽しむような遊びをしていた。また、2階へと続く階段を、四つん這いながら自力で上がっていってしまった。まだ我が家の2階和室に設置しているアンパンマン公園のジャングルジムには登れないが、Hのする様子を見て自分もしたそうな素振りを示していた。これからのMの心身の成長も楽しみである。

 

 今回は、ついつい孫自慢のような記事になってしまったが、読者の皆様には二人の孫たちの現況報告として読んでもらえば幸いである。では、また…。