私は6月中旬から7月初旬に掛けて、通称「特6」(来年度、中学校へ就学する特別支援学級在籍の6年生)の教育相談の業務に忙殺されていた。だから、7月6日(土)の夕方、現職中に愛媛大学教育学部附属小学校で一緒に勤務した仲間たちが集まった親睦会に久し振りに参加した時は、ホッとした気分に浸ることができ普段あまり飲まない赤ワインを調子よく何杯も飲んでしまった。ところが、その3日後に倦怠感を伴って発熱をし始めて以降の7月は散々なものになってしまった。
7月10日(水)の朝、体調が最悪の状態になり体温が38.3度まで上がったので、自宅近くの病院を受診すると何と!新型コロナウイルスに感染していると診断された。ほぼ1年前にも感染していたので今回は二度目の感染だったのだが、症状は初回より酷かった。発熱以外に、唾を呑み込むのも避けたいほど喉が痛いこと、咳や痰がひっきりなしに出ることなどの症状があったため、1週間ほど寝たきりになってしまったのである。また、妻もすぐに家庭内感染してしまい、私の症状以上の状態になってしまったので、それぞれが別室で安静することを余儀なくされた。日常生活の方は、義理の姉に買い出しをしてもらったおかげで何とか凌ぐことができたが・・・。
私は、7月12日(金)の夕方に開催された松山市教育会の支部長・事務局長会はもちろん、夜に開催予定だった市井の哲学カフェ(テーマは「老いる」を考える)を欠席せざるを得なくなってしまった。松山市教育会の会議の方は、第2ブロック理事という役員を拝命している私から大切な提案をしようと思っていたので、寝床で自責の念に苛まれてしまった。また、哲学カフェの方は、1回目に参加した時に充実感を味わったので本当に楽しみにしていただけに、残念至極!という気分に陥ってしまった。
さらに、16日(火)から職場に復帰したものの、体重が3㎏ほど減って体力が低下してしまい、体調はまだ本調子ではなかった。にもかかわらず、来年度、小学校へ就学する予定の年長児の教育相談がすぐに始まるという状況が待っていた。私は、昨年度も事務局業務以外に調査員として4件ほど担当したが、何と本年度は10件も調査員として担当することになっていた。だから、7月中旬から下旬に掛けて生き絶え絶えの勤務が続いたのである。病後だったことが大きいが、もうすぐ70歳の誕生日を迎える年齢は無視できないと痛感した次第である。特別支援教育・指導員としてフルタイムで働くのは、本年度で終わりにしないといけないかもしれない…。
そんな散々な7月を過ごしていた私だが、心に安らぎを得ることができた時間もあった。それは、新居浜市に住んでいる二女がフラダンス大会へ参加するために、長男(孫M)と一緒に19日(金)と20日(土)に泊まりに来たので、久し振りにMと遊んでやることができたのである。特に2年前に初めてプール遊びをした時は、水が怖くて少しでも顔に掛かると大騒ぎをしていたMが、今回は顔に水を浴びても平気で大きな歓声を出しながら水鉄砲を上手に使ってプール遊びを楽しんだのである。本当に子どもの成長は目を見張るものがある。私は、病後の体調にもかかわらずMと一緒にプール遊びを満喫することができ、とても充実した気分に浸ることができたのである。
また、本日27日(土)には、長女が松山市吹奏楽演奏大会の役員の仕事が入ったので、孫Hと一緒に午前中、過ごすことができたことも体力的にはキツイ面はあったものの心の安らぎを与えてくれた。マンションで一緒にスイッチのゲームをしたり、夏休みの課題の一つである「俳句作り」をしたり、自転車で石手川公園へ行って虫採りをしたりできたのである。2年生になって心身共に大きく成長しているHだが、乳幼児期から世話をするなど関わることが多かったからか密接な関係性ができている。「じいじと僕は、何だか気が合うね。」と無邪気に話すHを見ているだけで、大変爽快な気分になってくる。散々だった7月だが、孫たちとの関わり合いは私にとって一服の清涼飲料水を飲んだような気分を味わわせてくれた。普段当たり前のように受け止めている“健康”が損なわれるような事態になると、身内の有難みをより一層実感するものなのだなあと思う。本当に感謝!感謝!!である。
追伸;というような7月だったので、当ブログの記事を綴る心身の余裕はなかった。読書の時間を確保するのもままならない状況が続き、心の栄養ドリンクを飲めない苛立ちも覚えた。まだまだ8月に入っても激務が続くが、少しでも読書する機会を増やして、拙い記事でも綴っていきたいと思っているので、読者の皆さんには暇があったらちょっと立ち寄ってくださいネ。猛暑厳しい折柄、くれぐれもご自愛ください。