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自宅で美味しいコーヒーを飲みたい!~普遊舎刊『自宅で淹れる珈琲ガイドBOOK』を参考にして~

 10月に入った。もうすぐ私は65歳の誕生日を迎える。いよいよ一般的に言われるところの「高齢者」の仲間入りだ。もちろん私自身は「高齢者」だとは到底思っていない。ただし、身体的には老化現象が様々な部位に現われてきている。全身的な筋力や両眼の視力が低下したり、身体が疲れやすくなったり、頭頂部の髪の毛が薄くなったりしているのだ。しかし、何事にもチャレンジ精神をもって取り組んでいるので、むしろ精神的には若い頃より活力があるように感じる。

 
    そんな私が今度の誕生日を契機にして、新しいことにチャレンジしようと思っていることがある。それは、「自宅でコーヒー豆を挽いて美味しいコーヒーを淹れて飲む」ということである。元々コーヒーは好物なので、1日に5~6杯は飲んでいる。今まではインスタントコーヒー(特にネスカフェ・ゴールド・ブレンド)を常飲していたのだが、近頃は休日にコーヒー豆を自家焙煎して淹れる喫茶店へ妻とよく行き、その店独自のブレンドコーヒーを飲むことが増えた。やはり専門的な知識や技能をもった喫茶店の方が淹れてくれるコーヒーは美味しい。そこで、「こんな美味しいコーヒーを自宅でも飲みたいなあ。」というさり気ない願いを叶えたくなったというわけである。

 

 とは言うものの「何から準備すればいいのかなあ。」と数日ぼんやり思案していたら、早速、妻が近所の書店で『自宅で淹れる珈琲ガイドBOOK―自宅のコーヒーが美味しくなる「淹れ方」と「道具」のすべて―』(普遊舎刊)という雑誌を買ってきてくれた。

 

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 本誌に目を通してみると、「美味しいコーヒーの淹れ方」がよく分かる。コーヒーに関してほとんど素人の私のような者にとって、大変有益なガイドブックだ。パート別の内容をざっと挙げると、「美味しいコーヒーのヒミツ」「自宅で淹れるドリップの基本」「おすすめの最強道具一式」「自分好みの豆と挽き方/コーヒー豆とミルを知る」「水・砂糖・クリーム&コーヒー道具のすすめ」となっている。

 

 私たち夫婦は、自宅にある「カリタ式ドリッパー」と「ペーパーフィルター」、「サーバー」以外に美味しいコーヒーを淹れるために必要な道具について、本誌を参考にして調べた。すると、「ケトル」や「プロペラ式電動ミル」が必要だと分かり、早速、消費税率引き上げ前に市内デパートの生活雑貨コーナーで購入した。また、コーヒー豆については、まず自分たちの味や香りの好みを調べるために、近くのデパートの地下にあるコーヒー豆販売所で4つのタイプ(インドネシア産・エチオピアモカ産・ブラジル産・インド産)の豆を50gずつ購入した。そして、ここ1週間で飲み比べてみた。

 

 最初に試飲したのは、インドネシア産の「アチェマンデリンライノー」。私にとっては今までに味わったことがないくらい酸味が強い半面、フルーティーな優しい香りがした。次は、エチオピアモカ産の「ベレテゲラ」。これは今までによく味わってきたモカの味で、やはりフルーティーな香りが漂っていた。3番目は、ブラジル産の「ミナミハラ農園」。酸味が弱く適度に苦味や甘みの効いた味わいで、木の実の香りがいい感じであった。最後は、インド産の「プレータ農園AA」。酸味が弱い半面、苦味が結構強い味で、やはり木の実の香りがした。そして、このような飲み比べをした結果、私たち夫婦の味や香りの好みの順番は、「①ブラジル産・②インド産・③エチオピアモカ産・④インドネシア産」ということになった。ただし、これだけの飲み比べではやや物足りないので、もう一度これらのコーヒー豆以外のタイプを数種類、飲み比べてみようということになった。その結果は、また後日の記事で報告したい。

 

 ところで、本誌の中に「コーヒーを知るための4つの味」という興味深いコーナーがある。その内容を読むと、次のようなことが示されている。一つ目は、「コーヒーの味の基本は、苦味・酸味・コク・キレ。この4つのバランスで味が決まるということ」。二つ目は、「バランス重視・断然濃厚派・断然あっさり・甘いが大好きというような自分の好みの味を把握すること」。三つ目は、「コーヒーの美味しさには、香りも不可欠であること」。四つ目は、「コーヒーの本来の甘味を知ること」。私たち夫婦は、これらの中で、自分たちの好みの味は、「断然濃厚派で、酸味が弱く、苦みやコクのあるもの」。また、自分たちの好みの香りは、「木の実の香りが強いもの」であることが分かった。しかし、コーヒーの味や香りの奥は深い。これから本物の「コーヒー通」を目指していきたい。そして、人生の後半期は夫婦二人、自宅でゆっくりと時間をかけて、漂う香りを楽しみつつ、淹れたてのコーヒーを飲みながら愉しい会話をする至福の時を過ごしたいものである。楽しみ、楽しみ・・・。