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「人生・生き方」「教育・子育て」「健康・スポーツ」などについて考え、雑学的な知識を参考にしながらエッセイ風に綴るblogです。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「疎外」と「パワハラ」から脱し、「生命」と「人権」を守るために退職しました!

前回の記事で1月のEテレ「100分de名著」を取り上げ、『資本論』の中でカール・マルクスは、資本主義社会における生産性の向上によって「構想」と「実行」が分断されることで、資本家が労働者に対する「支配」を強め、そのために労働者が「疎外」される…

「構想」と「実行」の分離が及ぼす労働者への影響とは…~「100分de名著」におけるカール・マルクス著『資本論』のテキストから学ぶ~

昨年末から本年にかけてずっと、職場における人間関係や業務内容等、また、それらと関連して変化してきた仕事に対するモチベーションなどの問題について悩むことが多かったので、いつの間にか時間的な感覚が鈍化していた。そのため、気が付くと暦は1月も下…

「教育(学)の消費社会論的転回」とは?~神代健彦著『「生存競争(ザバイバル)」教育への反抗』から学ぶ③~

前回の記事では、<資質・能力>を目的・目標とした日本の教育課程が抱える問題点を克服する方策について、オランダ生まれの教育学者G・J・J・ビースタの議論を参考にして著者が構想している内容を要約してみた。それは、端的に言えば「子どもと世界(コ…

「子どもと世界(コンテンツ)と出会わせる」教育の意味と価値について~神代健彦著『「生存競争(ザバイバル)」教育への反抗』から学ぶ②~

前回の記事で、「ポスト近代型学力」と言われるコンピテンシーの世界的流行を受けて、日本の教育課程が独自のコンピテンシーとして提起した<資質・能力>の内実について、本書から学んだことを基に綴った。そして、この社会の要請に愚直に応えようとした<…

新学習指導要領の<資質・能力>という概念を問い直す視座について~神代健彦著『「生存競争(サバイバル)」教育への反抗』から学ぶ①~

新年が明けて一週間が過ぎ、我が市にも今季最大の寒波が襲ってきて、日中珍しく小雪が舞った。振り返れば、元日は予想したほどの厳寒にはならず、日中はわずかに暖かい陽光が差していた。そんな好天のお昼過ぎに、二女夫婦が新年の挨拶に我が家を訪れてくれ…