2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧
いよいよ年の瀬も押し迫り世間が何かと慌ただしくなっているというのに、私は「哲学対話」=「哲学カフェ」の具体的な実践に向けての意欲が次第に高まってきて、何か参考になりそうな本はないかとついつい近くの書店に足が向いてしまう。そのような中、我が家…
前回の記事で、「哲学対話」の特徴や対話のルールについてまとめるとともに、これから本県の教職員を対象にした「哲学対話」を開催したいという私の考えと、その具体化のための準備を始めたいという思いを綴った。その後、私は「哲学対話」の具体的なイメー…
退院する時に読み掛けていて、最近やっと読了した本がある。それは、『考えるとはどういうことか―0歳から100歳までの哲学入門―』(梶谷真司著)という本である。本題よりも副題の方に興味をそそられて購入したまま積読状態になっていたので、今回の入院…
先月28日(木)、私は「虚血性大腸炎」という病気のために緊急入院することになり、今月5日(木)までの8日間、入院生活を余儀なくされた。ここ4回ほどの記事は、この入院生活中にベッドの上で読了した本を取り上げた文章を投稿した。実は退院する際に…
入院中のベッドの上で読んだ4冊目の本は、『友だち幻想―人と人の〈つながり〉を考える―』(菅野仁著)であった。ただし、本書を購入したのはもう10年以上も前であり、今回は再読である。なぜもう一度読もうと思ったかというと、現在も子どもたちの中で起…
当ブログの中では比較的短いタイトルであるし、前期高齢者としてはあまりに青臭いと思うが、実は今回の入院生活において私が一番感銘を受けたのが『愛』(苫野一徳著)という哲学書であったので、敢えてこのタイトルにした。想い起せば、私自身が若い頃に大…
入院中に読了した2冊目の本は、2016年に『つまをめとらば』で直木賞を受賞した青山文平氏の『半席』という時代小説である。本書は一篇が40ページ前後の六作からなる連作短編集で、成長小説とミステリーが見事に融合した珠玉の武家小説なのである。舞…
昨年12月から当ブログを運営してきて以来、この1年間で記事の投稿間隔が2週間ほども空いたのは今回が初めてである。その理由は私の怠慢という訳ではなく、その間に思わぬ入院生活を余儀なくされたからである。 …先月27日(水)の夕食後しばらくして、…