人生・生き方
9月末でも真夏日の日が続き、日々の疲れがなかなか癒せないこともあり、当ブログの記事を綴る気力が乏しくなっている。でも、今月も私の心に残る様々な出来事があったので、せめてその中の一つでも取り上げてみようと思う。それは、今月23日(月)の午前…
単行本の『変な家』(雨穴著)を読んだ。2か月ほど前に放映されたBSテレ東『あの本、読みました?』の「丸善 丸の内本店 小説《文庫本》売り上げランキングBEST10」コーナーで、読者層が下は7・8歳から上は80代までと幅広く、中には学校の朝読の時間…
今月27日(火)の午前9時半から約2時間、夏休み特別企画・第2回「子ども哲学カフェ」が職場の隣にあるコムズの4階創作室で開催され、私はボランティア・スタッフとして参加した。今回のテーマは<「きらい」を哲学する>だったが、参加した子どもたち…
夏休みも残り1週間ほどになった今月24日(土)、私たち夫婦は孫Hが所属しているクラブチームが出場しているサッカー大会を観戦しに出掛けた。会場は自宅から車で10分ほどの所にある市営の中央公園だったが、私たちが到着した11時半頃は気温が35℃く…
8月9日(金)、私は第2回学校生活支援員研修会の事務局員として松山市青少年センターで勤務した。参加者が多数になるので、午前と午後の各40分間ほど戸外で駐車場案内の仕事をした。猛暑の中だったので、全身から汗が噴き出して、熱中症のような症状に…
私は6月中旬から7月初旬に掛けて、通称「特6」(来年度、中学校へ就学する特別支援学級在籍の6年生)の教育相談の業務に忙殺されていた。だから、7月6日(土)の夕方、現職中に愛媛大学教育学部附属小学校で一緒に勤務した仲間たちが集まった親睦会に…
6月も終わろうとしている。今月は2回しか記事をアップしていないが、私にとって心に残る経験を様々にしたので、せめてその中でも特に印象深かった記事をもう1本綴っておきたい。それは、もう2週間ほど前になるが、今月14日(金)の夜、私の職場の隣に…
6月も中旬を迎えた頃から、私たち特別支援教育指導員は、次年度に中学校へ就学する特別支援学級に在籍している小学6年生に対する教育相談に追われて、超多忙な日々を過ごしている。そのせいか、私は自宅では気楽な気分で読むことができるエッセイ集を手に…
私が読者登録しているブログ「対話と人と読書/別府フリースクールうかりゆハウス」の「第九十七回別府鉄輪朝読書ノ会6.30」の予告記事で、今回取り上げる課題図書が『何者』(朝井リョウ著)だということを知った。私もこの機会に読んでみようと、ずっと積…
今月27日(月)の22時46分頃、テレビ画面が急に沖縄県を対象として避難を呼び掛けた「全国瞬時警報システム」(いわゆるJアラート)の画面に切り替わった。テレビ朝日の「報道ステーション」を観ていた時だった。私は「また、放送の中断かよ!」と声…
これまで多くの哲学者は、現象学は「意識に現われているもの」だけしか認めないのだから、「意識に現れないもの=無意識」を対象にすることはできないと主張していた。そのため、現象学と精神分析は相容れない考え方だと見なされていた。実は私も、以前はその…
今年のゴールデンウィーク前半は、我が家に泊まりに来ていた二女とその長男(孫M)と楽しく過ごすことができた。また、5月3日~6日の後半は、特に用事がなかったのでのんびりする時間が取れた。だから、前月に放映されたEテレ「100de名著」の4回…
1週間ほど前の4月21日(日)、古希を祝う会を兼ねて「松山商業高校学校第71回(昭和48年3月)卒業3年12組のクラス会」を、「道後温泉ふなや」という老舗旅館を会場にして開催した。前回のクラス会は還暦の年に行ったので、10年振りの開催にな…
前回の記事では、『訂正する力』(東浩紀著)の前半内容(第1~2章)の中から私の心に深く刻まれたことをまとめ、それに対する私なりの所感を簡潔に綴ってみた。そして、次回は後半内容(第3~4章)についても綴ってみたいと書き添えておいたが、今回の…
ずっと気になっていた本だった。それは、以前からその言論活動に注目していた評論家の東浩紀氏が上梓した朝日新書の『訂正する力』というタイトルの本。昨年の11月頃から職場近くのデパート内に入っている紀伊国屋書店に平積みしているのは知っていたが、…
『推し、燃ゆ』(宇佐見りん著)を読み、著者の瑞々しい感性に強い刺激を受けて以来、私は常に自分の意識を覚醒させて認識の再構成を図っていこうと、なるべく若い世代の作家の小説を意図的に選んで読むようにしている。そのような中で今回チャレンジしたの…
若い頃にチャレンジしてみたものの、途中で頓挫してしまった本が数冊かある。その中の一冊に『初期心的現象の世界―理解のおくれの本質を考える―』(村瀬学著)があり、その続編に位置づく『理解のおくれの本質―子ども論と宇宙論の間で―』に至っては40年近…
探究による学びの過程をワクワクしながら追体験することができる本に出合った。『言語の本質―ことばはどう生まれ、進化したか―』(今井むつみ・秋田喜美著)である。著者の一人である今井氏は、言語と身体の関わり、特に音と意味のつながりが言語の発達にど…
今回は、いよいよ『偶然性・アイロニー・連帯』の3つ目のキーコンセプトである「連帯」について取り上げる。2月のEテレ「100分de名著」の放送やテキストでは2回分の内容になるので、講師の朱氏の解説を要約するためには、なりの力技が必要になる。私の力…
今回は、2月のEテレ「100分de名著」で取り上げられた『偶然性・アイロニー・連帯』の2つ目のキーコンセプトである「アイロニー」について、テキストの中で朱氏が解説している内容を私なりに大胆に要約しようと思う。特に「リベラル・アイロニスト」という…
早いもので今年も3月に入ってしまったが、2月のEテレ「100分de名著」で取り上げられたのは、『偶然性・アイロニー・連帯』(リチャード・ローティ著)だった。私は大変興味があったので先月初旬にテキストを購入し、休日には4回分に構成された解説を予習…
文学には、純文学と大衆文学との区別があると思うが、私は推理小説や時代小説等の大衆文学の作品が好きで、どちらかというと芸術性の高い純文学の作品は苦手である。その理由は、文章表現における芸術性というものがよく分からないからである。純文学の中の…
私には、ともすると子育てに関する常識的な考えを十分に検討し直さないまま鵜呑みにしてしまう傾向があると思う。例えば、「あいさつが基本である。」「たくさんの言葉掛けをする方がよい。」「スマホ育児はよくない。」等々、どれも常識的な子育ての考えだ…
2月2日(金)に年休を取って、愛媛大学教育学部附属幼稚園・小学校で開催された「第102回 愛媛教育研究大会」に参加した。午前中は、附属小学校で公開された授業の中から6年生のくすのき学習(総合的な学習の時間)の単元「共に燦めけ 道後の町とわたし…
1983年9月、最先端の哲学を扱った高度な内容の『構造と力―記号論を超えて―』(浅田彰著)という単行本が勁草書房という出版社から刊行され、何と15万部を超える大ベストセラーになった。それを契機にして「ニュー・アカデミズム」(略称「ニューアカ…
1月6日(土)の午前中、松山市教育会と松山市教育研究協議会の共催によって実施された「令和5年度 教育を語る会」に私は参加した。内容は、愛媛県教育支援センターの坪田朋也指導主事が「メタバース(仮想空間)上の学びの場による児童・生徒への支援」と…
喪中で迎えた今年の元日は例年とは違い、華やかなお節料理が食卓に並ぶでもなく、束になった年賀状が郵便受けに入ることもなかった。恒例行事が中止になったような一抹の寂しさを隠し切れなかったので、全品20%割引のウルトラセール中のブックオフへ行っ…
いよいよ年の瀬が迫ってきた。この時期になると、我が家でも年末の大掃除、いや小掃除をする。私の分担は、室内の窓やドアの桟の埃を拭き取ったり、玄関周りの掃き掃除や玄関ドアの拭き掃除をしたりして、お正月のお飾りを付けることなのだが、今年は義母が…
12月15日(金)18:30~20:00、愛媛大学教育学部附属小学校の1年教室で、「第7回愛媛の探究をつくる会」が開催された。今回は、『「探究による学び」を探究しよう』というテーマで、私がファシリテーターになって哲学対話をするという企画で…
私の職場の隣には市の男女共同参画推進センターの建物があり、その2階にちょっとした図書コーナーがある。昼休みの時間にたまにそこを訪れるのだが、先日ちょっと興味を惹く本を見つけた。それが、今回の記事で取り上げる『自信がもてる子が育つこども哲学―…