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「人生・生き方」「教育・子育て」「健康・スポーツ」などについて考え、雑学的な知識を参考にしながらエッセイ風に綴るblogです。

目を見張った孫たちの成長ぶり!~二人の孫の近況報告を兼ねて~

 3月中旬から4月中旬の週末の休日は、私的な行事や活動等で忙しく、ブログの記事を執筆する心身の余裕がなかった。そのため、ここ3週間ほど近く更新することができず、何となく焦りのような気持ちに襲われていた。そこで今回は、それらの行事や活動等における孫たちの様子を綴りながら、その成長ぶりを少し自慢してみたい。他人の不幸事には興味をもつが、他人の幸福事には見向きをしないのが世間の常のようだが、あえて私は自分が幸せだと実感していることを綴ろうと思う。

 

    さて、最初に取り上げるのは3月16日(土)の土曜日の出来事。私たち夫婦は2月の誕生日で満7歳になった初孫Hと一緒に、約1年ぶりに「えひめこどもの城」へ遊びに行った。目的は、新しく完成した木造の「コシロ・アドベンチャー」をHに体験させたかったのである。Hは初めてのアスレチックコースに、自分からどんどんチャレンジし一つ一つクリアしていった。幼い頃なら怖がっていたと思われる揺れる木橋のようなコースも、難なく渡っていった。そして、ゴール地点にあった鐘を鳴らすと、「もう一度やりたい!」と叫んでいた。二度目のチャレンジ後に昼食を取ったレストランでは、自分から進んで私たちの分までお冷をコップに入れて持ってきてくれた。人のために自分ができることをしようとする優しさが現れていた。小学校1年生になったHは、様々な経験を積み重ねてきたことで、心身共に逞しく、そして優しくなっていると実感した一日になった。

    次は、3月31日の土曜日の出来事。私たち夫婦は長女とその長男(初孫H)を同乗させて、二女の住む新居浜市にある滝ノ宮公園へ車で出かけた。朝7時半頃に松山市の自宅を出発して、約1時間半のドライブだった。現地に到着してすぐに大型遊具群を見付けたHは、早速チャレンジしようと一直線に駆け出していた。最初はロープを編んで上へ登ることができる遊具にチャレンジしたが、高い所で平行移動する箇所に来ると「怖い!」と言って途中で止めてしまった。私は「まだ高い所は苦手なんだなあ。」とちょっと残念な気持ちになったが、その後、トンネル状の滑り台や移動式のブランコなど今までなら苦手意識がある遊具にも挑戦していった。そして、最後の方になって「僕、途中で止めたさっきのロープの所にもう一度挑戦してみる!」と私に宣言して、何と自分だけの力でクリアしたのである。達成感と満足感に満ち溢れた笑顔のHを見て、私の心まで喜びが湧き上がってきた。

 

    しばらくすると、二女とその長男(私たち夫婦にとっての2番目の孫M)や松山市から車でやって来た義理の姉夫婦たちと合流した。皆で花見をしながらお弁当を食べることが目的だった。久し振りに会うHとMはお互いに嬉しそうな表情を浮かべながら、最初はボール遊びを一緒に楽しんだ。2月の誕生日で満3歳になったMは、半年ほど前にはまだボール扱いが上手にできていなかったが、ドリブルがとても上手になっていた。もうすぐ保育園の年少組(ほし組)になる自覚もできてきて、ちょっとお兄ちゃんになったようだった。その後、別の海浜公園へ移動してからも、二人はまるで本当の兄弟のように手を繋いだり、HがMをおんぶしてやったりしていたので、周りの大人たちもつい目尻を下げてしまった。

 また、4月に入って6日の土曜日には、二人の孫にとっての曾祖母(母方/私の妻の実母)の一周忌法要があり、HとMも参加した。Mは以前とは違い、お寺の本堂へ入ってからも自分の思いのままに動き回っていた。元々はやや臆病な性格だったが、満3歳になったからか住職や親戚の方々に対しても臆することなく接する様子を見せた。Mが少し逞しくなったように感じた。それに対して、4月から小学校2年生になったHは、自分の席にじっと座って神妙な表情で法要に参加し、大人の真似をするようにお経を唱えていた。時や場面の状況を考えて適切な行動を取ることができていて、少しずつ社会の一員となっていくHを見ながら私は感慨深い思いに浸っていた。

 

 懐石料理を中心とした和食レストラン「梅の花」で、故人を偲びながら一周忌法要に参列した親戚の方々と共に孫たちも昼食を取った。孫たちはボリュームのある「お子様ランチ」だったが、二人ともよく食べた。特にまだ小柄なMだが、食欲はHよりもあり配膳された料理のほとんどを食べてしまった。「Mちゃんのお腹、パンパンになったね。」と皆で笑い合うほどの大食漢ぶりを発揮していた。きっと長身の父親ぐらいに成長してくれるのではないかと、私も将来のMの姿を想像して、頬が緩んでしまっていた。

 

 昼食後、長女とHは用事があるとかで帰宅してしまったので、私たち夫婦は二女とMを連れていろいろな滑り台がある三津浜中須賀公園へ行った。まだ急な滑り台が苦手なMに少しでも経験させる機会を増やそうという思いがあったが、Mは滑り台よりも「ストライダー」に乗る遊びの方を好み、公園内に植えている木の根っこが盛り上がっている所を乗り越えることに夢中になった。そこで、私たちはストライダー専用の公式コースがある「マテラの森」へ行くことにした。今までに数回しかストライダーに乗ったことがないMは、でこぼこや急カーブのある走路を、最初はサドルにお尻を乗せないような格好でこわごわと歩いていた。しかし、周りでかなりのスピードで走る年上の子たちに刺激を受けてか、徐々にスピードを増して走るような感じになってきた。嬉しそうな表情でストライダーに乗るMの姿を見て、私は「やっぱり習うより慣れろだなあ。」と一人嬉しそうに呟いていた。

 

 次の日の7日の日曜日は、まだ伊予鉄道の市内バスに乗ったことがないMに初体験させようと、義理の姉夫婦が住んでいる妻の実家までバスに乗って行くことにした。私の自宅近くにバスの車庫があり、Mが乳児期から抱っこして何回も見せに行っていたので、Mはバスの色や大きさ、形等に興味を示すようになり、「バスに乗ってみたい。」と言っていたのである。松山市駅前から出発する路線バスに乗って、私たち4人は20分ほどのバス旅行を楽しんだ。初めてバスに乗ったMは、最初は緊張した表情をしていたが、すぐに慣れてきたのか次のバス停名を案内する車内アナウンスが流れる度に、大きな声でそれを復唱し始めた。幸い同乗する客が一人だったので、私たちもあまり周りの迷惑にならないだろうと判断して認めた。まだ3歳になったばかりのMだが、はっきりとした発音で復唱するので、私たち夫婦は「Mちゃんはバス停名がよく言えるねえ。」と交互に褒めると、Mは得意満面の表情になっていた。スマホで必死にMの写真を撮りながら、Mの知的な発達の速さについつい期待を膨らませる「ジジばか」の私がいた。

 この1か月ほどの週末の休日は、二人の孫たちの成長ぶりを実感する機会が多かった。でも、まだまだその機会は続く。今週末の20日の土曜日は、今年度初のHの参観日があり、私たちジジババも出掛ける予定ある。2年生になったHの授業中の様子を参観するのは、少し心配する面もあるもののやはり楽しみの方が大きい。また、今月末の3連休には、二女とMが泊まりにやってくる。今から今度はどこに連れて行ってやろうかと、楽しみながらいろいろと思案している。孫たちの目を見張る成長ぶりを見ることができる私は、本当に幸せである。少年期には家庭的に何かと苦労が多かった私だが、老年期になってこんな幸せな家族的な境遇を迎えることができて、有難いことだなあとしみじみ感じる日々である。