ようこそ!「もしもし雑学通信社」へ

「人生・生き方」「教育・子育て」「健康・スポーツ」などについて考え、雑学的な知識を参考にしながらエッセイ風に綴るblogです。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第二の人生のファースト・ステージ5年間を振り返って…

令和2年3月31日付けで、私は(公益財団法人)県スポーツ振興事業団を定年退職した。言い換えれば、今日で第二の人生のファースト・ステージを閉幕することになったのである。教職生活38年間の後、生涯スポーツ社会の実現を目指して、各種のスポーツや…

凶悪犯罪を起こした少年の犯行動機と「広汎性発達障害」との関連について考える~佐藤幹夫著『十七歳の自閉症裁判―寝屋川事件の遺したもの―』から学ぶ~

前々回の記事で取り上げた『子どもが巣立つということ―この時代の難しさのなかで―』(浜田寿美男著)の中に、2005年2月14日に大阪府寝屋川市で17歳の少年が出身小学校の3人の教職員を殺傷するという事件(以下、寝屋川事件)が起こったことについ…

PV数がとうとう10,000回を突破!これからの当ブログの運営方針について展望する

平成30年12月2日に当ブログを開設してから1年4か月足らずを経て、PV数がとうとう10,000回を突破した。私にとって、10,000回という数は夢のような数字。PV数が5,000回を突破した時(2019〈令和元〉年9月20日)には、それ…

「巣立ち」を妨げる要因とは…~浜田寿美男著『子どもが巣立つということ―この時代の難しさのなかで―』から学ぶ~

新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、安倍首相は2月下旬に「全国の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校への一斉休校措置」を要請した。それに伴って、各地方自治体は卒業式を中止したり規模縮小して実施したりする対応を行っている。幸いわが市…

規範はフィクションである?平等というフィクション?~池田清彦著『正しく生きることとはどういうことか』の中から~

前回の記事で、永井均著『〈子ども〉のための哲学』を紹介している時に、ふと以前に読みかけていた本の始めの部分で同書の中のソクラテスに関する記述内容を引用していたことをおぼろげに思い出し、自宅の書棚の中をしばらく探してみた。すると、あった、あ…

哲学とは、自分で勝手にやる学問?!~永井均著『子どものための哲学対話―人間は遊ぶために生きている!―』を再読して~

今から20数年前、私が教職に就いていた頃に書名に興味をそそられて『〈子ども〉のための哲学』(永井均著)を読み、「哲学」に対する考え方に関する強い知的インパクトを受けたことがあった。そのことがきっかけで、その後2年ぐらい経ってから、ある古書…

新型コロナウィルスの集団感染の防止について考えた!

今、世界各国の政府は、いかにして新型コロナウィルスの集団感染によるパンデミックを起こさないように対応するかで、頭を悩ませている。日本政府も2月下旬から「多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等の中止・延期・規模縮小等の対応要…

「こども哲学」もやってみたいなあ…~こども哲学 おとな哲学 アーダコーダ著『こども哲学ハンドブック―自由に考え、自由に話す場のつくり方―』を読んで~

前回の記事は、『哲学は対話する―プラトン、フッサールの“共通了解をつくる方法”―』(西研著)を読んで、「哲学対話」において共通了解を図る意義とその方法について学んだことをまとめてみた。そこでは、哲学の目的を「一人一人の生き方と社会の在り方をよ…

「哲学対話」において共通了解を図ることの意義とその方法について~西研著『哲学は対話する―プラトン、フッサールの〈共通了解をつくる方法〉―』から学ぶ~

ここ数回の記事は、身近な話題(物の紛失事例や孫の近況報告、SC全国ネットワーク総会報告等)を取り上げたもので、いつものように私が読んだ本に関するものではなかった。その理由の一つは、最近まで読んでいた『哲学は対話する―プラトン、フッサールの〈…