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生誕110日目を迎えて、やっと孫Mの「お宮参り」と「お食い初め」、そして「記念撮影」をすることができました!

 今年の梅雨入りは例年より早かったにもかかわらず、雨が降らない日が多く「空梅雨」の様相を呈している。雨嫌いの私にとって、これは大変ありがたいことである。つい先日の6月6日(日)も、午前中は薄曇りの晴れで気温も23℃程度だったので、屋外でも過ごしやすい日だった。

 

    そんな大安吉日に、私にとって二人目の孫Mの「お宮参り」が、生誕110日目を迎えてやっとできた。本当ならもっと早くしてほしかったが、何と言ってもつい先月中旬まで本県は「まん延防止等重点措置」の指定を受けていたり、月末までは念のために本県独自の「特別警戒期」が発令されたりしていて、神社の方も結婚式やお宮参りなどの行事を受け付けていなかったようである。でも、6月に入ってやっと新型コロナウイルスの感染拡大防止の警戒レベルが下がって、神社の対応策も緩和されてきたので、今回、孫Mの「お宮参り」がやっとできたという訳である。

 

 当日の午前中は、孫Mの「お宮参り」の儀式の前に結婚式が挙行されていた。私たち夫婦が神社に到着した時、新郎の友達有志によって地元太鼓台を担ぐパフォーマンスの最中。先着していた向こうの祖父母と一緒に、私たち四人はお祝い気分の御裾分けをいただくようにその様子を見学した。そうこうしていると、二女夫婦とMを乗せた普通自動車が駐車場に入ってきて、私たち夫婦は10日振りにMに再会した。先月27日(木)にも、Mの夏服を手渡し不要になった冬布団を持ち帰るために、二女の住むマンションを訪問していたのである。その際に私が話し掛けるとMは喃語をよく発していたが、この時も車のベビーシートに座っているMに対して私が「Mくん、元気だった?機嫌はどう?」などと話し掛けると、「あう、あう、あう…。」とニコニコしながら応えてくれた。 

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 しばらくして、太鼓台を担ぐパフォーマンスが終わった頃に、宮司さんが本殿前に案内してくれた。向こうの祖母にMを抱いてもらい、妻と二女が手伝ってMに晴着を着せ付けた。涼しいとは言え晴着を着付けられれば暑さを感じて嫌がるかと思っていたが、Mは何だか嬉しそうな表情をしていた。また、その後に執り行われた「お宮参り」の行事中も全く愚図ることなく、終始ご機嫌な様子であった。皆は駐車場へ戻りながら、「Mくん、偉かったね。ちっとも愚図らなかったね、すごいよ。」と口々に褒め称え、「Mくんは、我慢強く物事に動じない性格かもしれない。」などと手前味噌的な感想を語り合いながら、皆で幸せな気分を共有した。

 

 その後、向こうの実家へ場所を移し、Mの「お食い初め」の儀式を行った。テーブルの上には、大きな鯛の焼き魚と御膳が用意されていて、向こうの祖父⇒私⇒Mの父親の順に儀礼に則った「お食い初め」を行った。この時も、Mは終始柔和な笑みを湛えながら、私たちが魚身やお米などを口元へもっていく様子を不思議な表情で眺めていた。「やっぱりMくんは、気分がおっとりした大物の風情だね。」などと、ここでも私たち祖父母は孫Mの自慢を競い合うように語り合った。じじばばというのは、やっぱり孫が可愛くて仕方がない生き物なのである。その後、Mをそっとベビーラックに乗せて、私たち大人は豪華な折詰の料理に舌鼓を打った。その会食中も、Mの未来を見据えた夢や希望等を話題の中心にして、Mが誕生以来、現してきた可愛らしく賢い仕草の数々を紹介し合った。他人が見たら、ホント、我々は「じじばばバカ」そのもの!

 

 2時間ほどの愉快な会食タイムは瞬く間に過ぎ、事前予約している「フォト・スタジオでの記念撮影」の時刻が迫ってきたので、私たちは3台の車に分乗して会場へ向かった。車で15分ほどの距離に位置する大手デパートのフォト・スタジオには私たち夫婦が一番乗りし、次に向こうの祖父母、最後に二女夫婦とMたちが到着した。その店にはすでに4~5組の客がいて、さすがに大安吉日だと思わせたが、私は「密集」状態になることにやや恐れをなした。しかし、それは仕方がないと諦めて撮影前の手続きをしばらく待っていたら、ようやく「記念撮影」の時間が来た。それから約2時間、私の実家から贈った晴着姿や、二女がネットで購入した簡易用の羽織袴姿、果ては上半身裸姿の写真撮影を行った。さすがに商売上手だと思ったのは、大型のミッキーマウス人形をはじめとする小道具類の多さ。一番驚いたのは、「お食い初め」の御膳セットの小道具までも用意されていたこと。私たちじじばばは、スマホの動画撮影が許可されたので、必死でMの様子を追いかけた。孫の成長を記念に残す嬉しさが勝っていたとは言え、長時間の撮影時間のために本当に疲れ果ててしまった。

 

 記念撮影後、食べ切れなかった折詰を取りに戻るために、再度向こうの実家に寄らせてもらい、しばらく休憩してから帰路に就いた。帰路の道路事情は結構よかったので、70分ほどで帰宅することができた。私たち夫婦は昼間食べ残した折詰の料理を肴にしてビールを飲み、お互いに慰労し合った。そこには、慌ただしくも幸せな気分で過ごせた一日が終わり、肩の荷を下ろしたような安堵の気持ちに浸っている初老夫婦の姿があった…。