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「人生・生き方」「教育・子育て」「健康・スポーツ」などについて考え、雑学的な知識を参考にしながらエッセイ風に綴るblogです。

多忙な日々を過ごしたこの2週間ほどを振り返る!

 先週から今週に掛けて、公私ともに超多忙な日々を私は送っていた。そのため、当ブログの記事を綴ることはもちろん、読書の時間を確保することもままならなかった。ブログの更新を2週間ほどできなかったのは、久し振りではないかと思う。別に決めている訳ではないが、週5日フルタイムの勤務の仕事をし始めた昨年の7月以来、まとまった時間を確保することができる週末の土日にブログを更新するのが習慣のようになっていたので、ここ数日は何だか後ろめたい気分になっていた。さりとて取り上げる読了した本もない。そこで、今回の記事は、この超ハードな約2週間の私の生活ぶりを取りとめもなく綴ってみようと思う。

 

 まず、公立学校では第1学期終業式が行われて夏休みに入った先週は、学期末の慌ただしい中、何らかの「困り感」のある子どもの担任の先生や保護者に対する教育相談が続いた。テストを返してもらい、その結果が自分の予想と違っていたために一時間中パニック状態になってしまった子、授業中ぼーっとして自分の前髪を抜いては手遊びを繰り返してしまう子などの教育相談だった。私たち特別支援教育・指導員は、それらの「困り感」の背景や原因等を様々な角度から考察した上で、その解消に有効ではないかと思う具体的な手立てをまず導き出す。この知的な思考活動は、老齢者の私には精神的にも肉体的にも堪える。また、実際の教育相談の場では、担任や保護者との双方向のコミュニケーションに大きなエネルギーを費やす。私は、帰宅する頃にはクタクタになっていた。

 

 そんな中、先週の火曜日に職場近くの病院で、私は新型コロナウイルスの第4回のワクチン接種を行った。新しい変異株「BA.5」の急激な感染拡大による“第7波”を迎え、私のような高齢者にとって感染リスクを下げて、もし感染しても重症化しないような防衛策の一つとして、ワクチン接種は有効だと判断したのである。また、前回までのワクチン接種による副反応が、ほとんどなかったことも後押しした。おかげで今回の副反応も接種した局所の痛み以外はほとんどなく、その後の勤務も普段通りにこなすことができた。ただし、翌週に実施する夏の「教育相談会」の準備に万全を期す必要があったので、気が気でなかったのが正直な心境であった。

 

 さて、心身共に疲れを癒そうと思っていた土日は、さらに肉体的な疲労がピークになる休日になった。というのは、長女が勤務する学校の集団宿泊訓練の引率者になったために、孫のHを預かることになったのである。土曜日は、Hが喜びそうなパジャマやお菓子、食材等の買い物に終日追われた。また、薄曇りのため少し涼しかった日曜日の午前中は、市営の野外活動センターへ出掛けて、アスレチック遊具に挑戦したり、カブトムシに触れたりトンボや蝶を追い回したりする活動を楽しみ、Hと私は汗びっしょりになった。

 

    夏の日差しがまぶしくなった午後には、自宅の駐車場スペースに中型の家庭用プールや新しく買った噴水マットを設置して、今年初めての水遊びに私たちは興じた。Hは特に水鉄砲で水を掛け合う遊びが大好きで、私の顔に向けて大型の水鉄砲から水を勢いよく発射させては悦に入っていた。私も負けずにアンパンマンの絵柄が入った小型の水鉄砲で応戦した。Hは顔に水が当たるのが嫌で、逃げ回りながらも顔は満面の笑みがこぼれていた。その後、私はHと一緒に風呂に入った。Hは風呂場でもハイテンションで、洗面器を満杯にした湯を私の頭から掛ける遊びをしては大喜びしていた。

 

 夕食後、Hはじじばばの家では初めての花火を私たちと一緒にして遊んだ。最初、Hはろうそくから花火に火を移す時に少し怖がっていたが、2~3本やっていくうちに慣れたようでだんだんと大胆になっていった。私たちはHに火傷をさせてはならじと何度も「気を付けてね。」と声を掛けたが、Hは自分で火を点けては様々な形や色の光を発する花火を見て喜んでいた。花火の閃光で照らされたHの横顔を見て、「大きくなったなあ。」と私はつい呟いてしまった。乳児の頃からよく遊び相手をしてきた私は、5歳になったHの成長ぶりを見ながら改めて感慨深い思いが溢れ出てきた。Hと共に遊びに興じながら、その時々の喜怒哀楽を共有してきた思い出は、今の私を形成してきた豊かな経験なのである。私の一部になっているのである。

 夜は、二階の和室に布団を並べて、「川」の字になってHと私たちは寝た。以前、我が家に泊まったのはいつ頃だったろうか。確か3歳頃だったと思うので、本当に久し振りである。自我意識が高まることで、父母と共に寝る経験による心地よい被包感をより一層味わってきたHは、寝付く前は少し不安そうだった。しかし、昼間の活動で疲れ切っていたのか、すぐに寝息が聞こえてきて、同じ格好で数時間は爆睡していた。ところが、私たちが寝床に就いた頃からは、3つ並んだ敷布団の上を縦横無尽に寝返りし始め、私たちは一晩中熟睡することができなかった。可愛い孫のため、これ位は我慢しなくっちゃー。

 

 今週の月曜日、Hは保育園へ登園することになっていたので、私はHとの別れを惜しみながら出勤した。睡眠不足のためか、通勤の自転車が少しふらついていた。今週は月曜日からから連続4日間、夏の「教育相談会」の業務が続いた。この「教育相談」は、何らかの「困り感」をもつ年長児にとっての就学後の適切な学びの場を考えるために行うものであり、主に特別支援教育に携わっている教員が相談員(調査員)になって保護者と面談をしたり、協力員になった教員が対象児と接する中で行動観察したりする内容も含まれている。私たち指導員は事務局の仕事をするのがメインだが、日によっては相談員や協力員の業務も行ったので、心身共に疲れる4日間になった。そして、金曜日は1学期末に授業参観に行った子どもの母親と担任の先生との教育相談があった。母親はタイ人で日本語がまだ少し不自由だったので、分かりやすい日本語でゆっくりと話すなどの細やかな配慮が必要だったためにかなり神経をすり減らしてしまい、さらに疲れがピークになってしまった。

 

 そして今日の土曜日は、先週に続いて孫が朝から我が家に遊びに来たが、あいにくの雨模様だったので室内でしばらく遊んだ。今、ポケモンにハマっているHは、ポケモンのフィギアを使ったバトル遊びを私としたがる。しかし、私はポケモンの名前をほとんど知らないので、Hのペースで遊ぶことになってしまう。すると、それをいいことにHは自分に都合のよいルールに勝手に変更して、自分のポケモン勝たせようとする。私が「それはずるいよ。」とさりげなく文句を言うと、次は必ず私の方のポケモンが勝つように気をつける。「本当に素直な子だなあ。」またまた“じじバカ”の気分になってしまう。

 

 そうこうしていると、10時過ぎになったので自宅近くのデパートの屋上にある観覧車に乗りに行き、その後、デパート内にある紀伊国屋書店で『ポケモンをさがせ』という本を買ってやった。Hは店内のオシャレな店で豪華な昼食を早く取った後、その本を熱心に読んでいた。私の腕時計の針が13時前になったので、当市の男女共同参画推進センターで開催される子ども映画会(「パウ・パトロール」)に参加するために車を走らせた。走らせたと言ってもほんの5分間ほどで駐車場に着き、開場まで30分間ほどあったので隣の児童館で過ごした。その後の映画会でのHの様子は、最初少し退屈そうだったが、徐々に興味が高まってきて、最後の方はスクリーンの最前列まで進んで映画に見入っていた。

 

 15時過ぎには帰宅したので、私とHはまたポケモンのバトル遊びをしたり、大きなバランスボールを使ったドッジボールやサッカー遊びなどをしたりして汗を流した。Hが「汗が出たから、じいじと一緒にお風呂に入りたい。」と言うので、時間的には少し早かったが風呂に入ることにした。風呂場では先に頭や体を丁寧に洗った後で、またまたお湯掛け合戦をしてたっぷり遊んだ。風呂場から出た時に触れた冷房の効いた空気は、心身の栄養剤のような役割を果たし、私たちは「気持ちいい~。」としばらく裸のままで過ごした。その後、私は身体が少し冷えてきたので、今、パソコンのキーを叩いているところである。Hは今夜も泊まり明日の11時頃にパパが迎えに来る予定なので、それまではまだまだHと過ごすことができる。身体の疲れはほぼピーク状態が続くが、それ以上の精神的な充実感を味わうことができる。さあ、夕食のカレーをHと共に美味しくいただくとするか…。