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「人生・生き方」「教育・子育て」「健康・スポーツ」などについて考え、雑学的な知識を参考にしながらエッセイ風に綴るblogです。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「胃弱」が意味することについて~「100分de名著」における夏目漱石著『道草』に関する解説内容から学ぶ~

3月のNHK・Eテレ「100分de名著」で取り上げられていた「夏目漱石スペシャル」の放送はもう終わったが、前回の記事はその第2回放送分、『夢十夜』に関する阿部公彦氏の解説内容から学んだことを綴った。そして、私がそのブログ更新についてTwitterで呟…

「ネガティブ・ケイパビリティ」のもつ意義について~「100分de名著」における夏目漱石著『夢十夜』に関する解説内容から学ぶ~

3月のNHK・Eテレ「100分de名著」は、「夏目漱石スペシャル」。取り上げているのは、漱石が西洋小説の形式と格闘した『三四郎』『夢十夜』『道草』『明暗』の四作である。毎回四作の内の一冊ずつ取り上げて行う放送内容は、NHKアナウンサーの安部みち…

孫にとっての〈ことば〉の世界について考える(2)~浜田寿美男著『「私」とは何か-ことばと身体の出会い-』を参考にして~

前回の記事では、『「私」とは何か-ことばと身体の出会い-』(浜田寿美男著)を参考にしながら、初孫Hにとっての「〈ことば〉の世界」の手前になる「意味世界」形成の構図や道筋について、特に私たちじじばばとHとの間における「三項関係」の具体的な様…

孫にとっての〈ことば〉の世界について考える(1)~浜田寿美男著『「私」とは何か-ことばと身体の出会い-』を参考にして~

今までに何度か、初孫Hの成長の様子を話題にした記事を綴ってきた。最初に綴ったのは、Hがまだ1才3か月の頃の様子であった。その際、Hの有意味言語の発語状態やノンバーバル・コミュニケーションの具体的な姿について触れた。今、Hは2才2か月を過ぎて…

スポーツは見えない?

以前、日本経済新聞に「スポーツは見えない」というコラムが掲載されたことがあった。著者は、美学者の伊藤亜紗氏である。私はこの表題を最初に見た時「??」と思った。「スポーツは見えない」とは、どのような意味なのか。また、「見えないスポーツ」など…

健康づくりに関わる全ての大人に求められることとは…

30年前ぐらいから子どもの「体力・運動能力の低下傾向」が続いていたが、最近はその傾向に歯止めがかかり向上傾向に転じている。しかし、スポーツの基礎となる走・跳・投に係わるテスト項目や握力は依然低い水準とどまっている。特に小学生は跳・投等の「…

どうなる?「総合型地域スポーツクラブ」の登録・認証制度の行方…

前回の記事において、人生100年時代におけるスポーツの役割を考える中で、「スポーツを中心としたコミュニティの構築」の大切さを述べた。その際に触れることができなかったが、その役割を我が国の各地域で担っている団体の一つが以前紹介したことがある…

人生100年時代におけるスポーツの役割とは…

最近の記事において、「教育・子育て」というカテゴリーの中で『日本進化論』(落合陽一著)の内容を取り上げてきたが、今回は「健康・スポーツ」というカテゴリーでも本書を取り上げてみたい。具体的には、本書の第6章「人生100年時代の『スポーツ』の…

薬は飲む方がいいの、飲まない方がいいの、どっち?

今春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、私の住んでいる地域では例年並みらしい。しかし、最近になって私は鼻水が流れたり、目がかゆくなったりする症状が少しひどくなってきた。また、それに付け加えて少し微熱があるように感じた。そこで、花粉症の症状が悪化…

生きていくために大事なことを身に付けるための教育とは…

我が国の学校教育のカリキュラムの基準を示す現学習指導要領の理念は、「生きる力」(確かな学力、豊かな心、健やかな体のバランスがとれた力)の育成であり、この理念は新学習指導要領においても継承されている。そのためには、各学校において「ゆとり」か…

「子育て問題」を解決する新たなコミュニティの動きについて

ここ最近の記事において、初孫Hの成長に伴う私の孫育て経験談を「じじバカ」丸出しで思いのままに綴ってきた。このような記事が書けるのは、孫の両親、つまり長女夫婦が共稼ぎなので、私たちじじババが孫の世話をする機会が多いという事情が背景にある。孫…

より活動的になった孫を見守る「じじバカ」丸出し物語!

作家、エッセイスト、写真家、映画監督という様々な顔をもつ椎名誠氏の私小説のような、エッセイのような本、『三匹のかいじゅう』と『孫物語』を土日にかけて読んだ。二冊とも祖父である著者と三人の孫たちとのつきあいが話の中心になっていて、「じじバカ…

孫が「乗り物」に興味・関心を示す理由と遺伝的な気質について

気が付くと、もう3月に入った。日差しに春めいた暖かさを感じ、何だか心弾むような気分になる。日を重ねるごとに、生命感溢れる季節が近づいてくる。昔から日本人の多くは、この四季の移ろいに対して情緒的に感応しつつ、日々の暮らしを慎ましく営んできた…